雨天決行

傘を持って外に出よう by山形みらい

眠り姫が目を覚ます。

心配かけてごめんなさい;;なんだか食欲もなくて、ボーっとしていることが多かったり。チェリーは眠れないので睡眠薬を服用しているのですが、お薬の量を間違えていて、気が付いたらその日は朝から夜だったということがここ最近続き、生活のリズムを取り戻せずに悩んでいました。
大まかな内容は某所である日の明け方にそれとなく、ぼそぼそとつぶやいていたので、ここでは多くは語りませんが、期待していたことがある一言で奈落の底へ…という感じで、無気力の状態が続いていました。私、このままだと自分の趣味から『道路』というのがなくなってしまうかもしれない…そんな感じで一週間。今週はとても長く感じました。


例え道路という趣味がなくなっても、自分にはテディベアも紅茶もふりひらお洋服もあるから、道路だけが全てではありません。けれどやっぱり好きな気持ちは変えられないし、ましてや嫌いになるなんて無理。結果的には私が勝手に盛り上がっていただけなのかもしれません。
期待させるような言葉は時として人を傷つける武器になる。今回自分がそんな経験をしたから、私はますます有言実行しなければ。期待させる言葉は慎もうと心に誓いました。そして、社交辞令は真に受けてはいけないということも覚えました。
(というわけなので、おやびん邸のお好み焼きもんじゃオフは絶対やるからマットッテネ(はぁと)頂いているファンレターのお返事も時間を見つけてお返事します。ありがたいことに、実は結構な数頂いているんです。)


先週は大雨の中、高速道路を西へ。悩んでいる時、病気だなぁと思う時は『走れば治る』という、ウソかホントかそういう言葉が道路クラスタの間で言われているのです。
今回の目的は、5月に行われた『ハイウェイぐるめまちなかグランプリ』で見事グランプリに輝いた、安濃サービスエリア上りの『伊勢津からあげ』を食べに行くこと。以前は目的のない旅が主流でしたが、最近は目的のあることが多いですね(勿論、後付の目的もありますが^^;)
イベントが開催されたあの日、大雨が降って会場は水浸し。チェリーはハイウェイグルメをくまなくチェックして食べる予定だったのですが、悪天候でテントの外に出るのが億劫になってしまって、実は伊勢津からあげを食べ損ねてしまっていたのです。
「伊勢津からあげを食べる。」今回はそれだけが目的だったんだ。最近テンションが下がり気味のチェリーさんに何とかできないかって、クマリンが、「走れば治る」を信じて連れて行ってくれたのです。
でもそう間単には治らなかった。余計に悩んじゃったよ。ただひとつだけ走って思ったことは、やっぱり私は道路は嫌いになれないということ。安濃サービスエリア上りで伊勢津からあげを売っているおじさん達にすごく心を打たれました。


安濃サービスエリアのフードーコートにはカウンター席があって、そこから厨房の様子がみえるのです。チェリーはカウンターのところからずっと様子を伺っていたのですが、中の方たちはみんな笑顔で楽しそうに接客してるの。特に一番手前で伊勢津からあげを売っていたおじさんは終始笑顔を絶やすことがなかった。その様子を見ていたら泣けてきちゃったよ;;私、道路が好きなんだ、やっぱり高速道路好きなんだなぁって思った。
サービスエリアやパーキングエリアの中の人はお客さんの心を和ませてくれるよ。ホント温かな人ばかり。だから大好きなんだ。SAPA巡りはやめられないし、高速道路をこれからも利用したいです。


ずっと言いたくて、でも上手く文章にできなくて、それでも誰かに聞いてもらいたくて今の今まで時間がかかってしまいました。
私が道路に対する想いはただ単に、「あの道の景色がいいよね、あのワインディングロードがたまらないよね。」「国道なのに酷道だから面白いよね。」「高速道路のあの区間が好き。あのサービスエリアの名物が美味しい。」とか、それだけではないのです。


『道は道と道がつながるだけじゃない。道は人と人の心もつなげてくれるのです。コミュニケーションも広がるのです。人と人とのコミュニケーションや触れ合いがあるから私は道路が好き』
短く綴ろうと思ったのですが、結果的に長くなってしまいました。でもこれが私の道路に対する純粋な気持ちです。