雨天決行

傘を持って外に出よう by山形みらい

北陸自動車のサービスエリアにいるソムリエさんって?!


どうも〜!毎度おなじみの、「みらいちゃん&もりおんP」です。にょろしくお願いします。
残暑の厳しい9月の上旬。私、山形みらいと、もりおん(森の音楽家応援舎)プロデューサーの青葉Pは、高速道路のサービスエリアの取材に出かけました。
さて、今回のサービスエリアはどこでしょうね…。


■ソムリエのいるサービスエリア
青葉「ええっ!サービスエリアにソムリエがいるって!?高速道路ってお酒、売ってないでしょ?ぜぇぜぇはぁはぁ…。」
山形「青葉さん落ち着いてください。ソムリエと言ってもワインやお酒じゃないんですよ。」
青葉「え?」
山形「というわけで、今回はサービスエリアにいるソムリエさんに会いに行くにょ〜♪なんのソムリエさんかは、お・た・の・し・み・に。」



青葉「やってきました〜!富山県北陸自動車道・有磯海サービスエリア上り線(米原方面)に到着です。僕たちは名古屋から中央自動車道→長野自動車道→上信越自動車道北陸自動車道といった感じで、日本海を目指してのんびり北上してきました。」
山形「一日の走行時間おおよそ6時間。ほぼ連続でハンドルを握っていて、どうでしたか?青葉さん。」
青葉「トンネルが多かったですね。交通量の多い東名や名神に比べると、走行車が少なくてゆとりを持って運転することができました。」
山形「私も北陸方面を訪れる機会は少ないのですが、こちらの地域の魅力を知ったらまたすぐに来たくなると思いますよ。」
青葉「本当にそう思います。次回訪れる楽しみが増えました。ところで『有磯海(ありそうみ)』というのは初めて聞く地名なのですが。」
山形「青葉さん、実は『有磯海』という地名は富山県内には存在しないのです。松尾芭蕉をはじめとする多くの歌人俳人が、和歌や俳句に富山湾のことを 『有磯海』という名称で詠んだことにちなんだそうですよ。」
青葉「えっ?存在しない地名をサービスエリアに付けているのですか?洒落ていますね。しかも建物にはひらがなで『ありそうみ』と書かれています。」


店長「この建物は富山湾の漁師の家をイメージして建てられているんですよ。」
山形「黒が基調で、どちらかというとモダンなイメージですよね。」
青葉「ところで?」
店長「いらっしゃいませ。有磯海サービスエリア上り線の店長の市村と申します。」
山形&青葉「こんにちは。」



店長「有磯海サービスエリア上り線は、今年の7月にリニューアルオープンしたんですよ。」
青葉「できたてほやほやなのですね。(取材に訪れたのは2013年9月)ところで…こちらに『ソムリエ』がいると伺ったのですが。」
店長「情報が早いですね。さすがルーティストの山形みらいさん。ではご紹介しますね。」
山形「店長直々にありがとうございます。メディアでは公表されていませんよね。」
店長「そうですね。これから有磯海サービスエリアの魅力のひとつとして、PRしていこうと思っています。」


ソムリエ「こんにちは、いらっしゃいませ。」
山形&青葉「こんにちは。」
青葉「さてさて、なんのソムリエさんですか?」
ソムリエ「マス寿司です。」
青葉「マス寿司?」
山形「青葉さん、食べたことありますか?」
青葉「無いです!マス寿司ってそもそも、そんなに種類があるのですか?」


ソムリエ「マス寿司は富山の郷土料理で、地元には老舗のメーカーが40社ほどあるのですよ。一メーカーの扱うマス寿司だけでも、特選ランクなど色々な種類があるので、青葉さんのように初めて召し上がられる方は、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。」
青葉「うーむ、確かに。それぞれに味の特徴があるのですか?」
ソムリエ「はい。マスの肉の厚み、食感、酢の酸度、使用する部位など各社、特徴がありますね。そこで有磯海サービスエリア上り線では『マス寿司食べ比べセット』を用意しています。」



山形「わ〜!3つのメーカーのマス寿司が少しずつ味わえるなんて!これだけでも有磯海サービスエリア上り線に来る甲斐がありますよね。」
ソムリエ「ありがとうございます。平日は3つのメーカー、休日は6つのメーカーを取り扱っています。」
青葉「いっただきま〜す!……おいしー!すごくあっさりしていますね。正直もっと魚臭いものかと思っていました。」



山形「どれもおいしいけど、こうやって食べ比べるとメーカーごとの違いがよくわかりますね。ところで、地元出身のソムリエさんがイチ押しのメーカーを聞いてしまっても大丈夫ですか?」
ソムリエ「はい、大丈夫ですよ。私の一押しは『竹勘(たけかん)』です。これは、マスの脂ののり具合や酢のきき具合が一番、万人受けするマス寿司だと思います。」
山形「マス寿司は醤油を付けなくてもそのまま食べられるお寿司なので、ドライブ中も気軽に食べられますね。」
ソムリエ「有磯海サービスエリア上り線には、マス寿司を進化させた食べ物もあるんですよ。」



青葉「マス寿司フライ!マス寿司をそのままフライにしてあるのですね。面白い!」
ソムリエ「どうぞ、富山名物のマス寿司を堪能していってくださいね。」
山形&青葉「おいしいお話しをありがとうございました。」


店長「いかがでしたか?」
山形「マス寿司の魅力にとても引き込まれました。マス寿司のソムリエさんのお話、もっとお聞きしたいですね。」
青葉「店長、他にも有磯海サービスエリア上り線のおすすめを教えてください。」
店長「はい。ここ有磯海サービスエリア上り線は、ご来店いただいた方に地域性や農産物をアピールすることをテーマにしています。こちらのサービスエリアは目的地までの通過点として利用される方が多いので、美味しい物を召し上がっていただき、ゆったりと休憩していただくことが私どもの願いなのです。」



山形「建物の左手にある小川のある休憩処はとても気に入りました。数あるサービスエリアの中で、最もくつろぐことのできるサービスエリアではないかと思いました。」
店長「ありがとうございます。」
山形「足を伸ばしてくつろぐことのできるサービスエリアはなかなかないですからね。長距離長時間ドライブをすると、外に出て伸びをするだけでは物足りない気がします(笑)思いっきりリラックスができるなんて最高ですよね。それに、有磯海サービスエリア上り線は、駐車場も広すぎず、狭すぎずで、建物まで歩く距離も程良いですね。」




店長「富山では1955年頃から『富山ブラック』と称する黒いスープのラーメンが有名になりましたが、ここで扱っているのは万人受けするように、若干、塩辛さを抑えてあります。また、『ブラック』と言うことで、イカスミと野菜、果物を使ったブラックカレー丼、ブラックカレーパンも用意しています。」



青葉「カレーは甘みと辛味が絶妙だったのですが、あの大粒のものはじゃがいもではなく果物だったのですね。見た目の黒さには驚きましたが、おいしかったです。ちなみ にどうしてカレーを『丼』としてうたったのですか?」
店長「『丼』とすることで気軽さを出してみました。」
山形「『ブラック』に対して『ゴールド』の、エビミソを使った『ゴールドラーメン』もおいしそうですね。」
店長「実は、こちらの方が有磯海サービスエリア上り線のおすすめなんですよ。富山湾といえば『神秘の宝石・白エビ』ですからね。白エビのあんかけ丼は、ご飯の間と間にサクサクに揚げた白エビが2層に入っていて、食べても食べても白エビが出てくるという仕掛けがしてあります。」
山形「贅沢な作りですね。」
店長「お土産コーナーには、白エビを使った商品が沢山ありますよ。中でも、白エビせんべいがおすすめです。」


青葉「富山観光でおすすめはありますか?」
店長「ちょうど終わった所なんですけど。9月1日〜3日に開催される、富山県八尾町(やつおまち)の盆踊りで『おわら風の盆』がおすすめです。」
山形「お土産コーナーでも、『おわら』をモチーフにしたグッズが販売されていますね。」
青葉「では来年は『おわら』を楽しみに、マス寿司と白エビを堪能しに来ますか!」
店長「是非、お待ちしております。」


山形&青葉「店長、本日はお忙しいところありがとうございました。」


文責/青葉美咲 編集/山形みらい
取材協力/北陸自動車道有磯海サービスエリア上り線 店長 市村様